拙著「祈りの力」の見本が届いた。イメージ通りのカバーデザインに仕上がっており、満足のいく内容になっている。
すでに、ネットでは予約もできるようになっているとのことなので、私のブログの左帯「私のスピ本」の所にリンクを貼っておいた。ネットで購入される方は、そこをクリックして入っていただければ幸いである。
配本開始予定日は2月5日(木)で、約1週間で全国書店に並ぶことになる。amazonでは発売日が2月6日となっていて、これまた「稲荷記念日」(二月初午の日)と重なるという誠にめでたい日取りになっている。
以下に本書の「はじめに」の部分を貼り付けておく。本書の位置づけ、私のスタンスについて述べているので、購入に際しての手がかりにしていただければと思う。
ーーーーーーーここから引用
『本書は私のこれまでの心理学者と拝み屋(祈禱師)としての2つのキャリアを重ね合わせながら「祈り」について余すことなく語り尽くした本です。前著「祈りの研究」では、私がいかにして拝み屋への道を歩むようになったのか、拝み屋の世界で経験し、実践してきたことから言える事実について語りましたが、本書では「祈りの力」の実証的な裏づけと、願望実現の具体的な方法を明かすことを目的に書くことを心がけました。特に私が考慮した点は、祈ることの意味とその効用(限界も含めて)について、できるだけ分かりやすい語り口で、その奥義とも言える事柄にまで踏み込んだ話をしようと考えたところです。
わが国は、世界規模での不況の波に洗われ、政治、経済の混迷が私たちの生活を揺さぶるようになっています。少子高齢化のプロセスも進み、個人の生活上の不安はもちろん、社会不安も大きく広がりを見せるようになっています。毎日のように流される暗いニュース、殺伐とした世相の中で、生きることの意味と目的について、深い悩みを抱えたり、生きていくことが辛いと感じる人も増えています。
本来、宗教には人間いかに生きるべきか、その指針となるものを提供し、人々の心の安らぎと幸福を増進するための手立てを示し、人々を苦悩から救済することが求められてきました。しかし、既存の宗教は形骸化してしまい、人々の心に生きる力を与えるだけの十分な支援力さえ失われているように思われます。それに加えて、日本人の宗教離れは一層進んできており、何らかの信仰を持っている日本人は二十%程度という世論調査の結果も出ています。逆に、宗教や信仰に関することに無関心だったり、宗教に対して嫌悪感さえ抱いている人の方がわが国では多数派を占めているのです。
とはいっても、他方で日本人の多くは物質的、経済的な豊かさよりは心の豊かさや精神的な満足感を重視したライフスタイルを求めているという調査結果もあり、何を心の拠り所にしていくのかが一人一人に問われるようになっています。しかし、心や精神に関わる問題は、自分自身の生き方そのものが問われる問題にもなるため、詰まるところ「人間とは何か」、「人間はいかに生きるべきか」といった、これまでなら宗教や哲学・倫理学の領域で議論されてきたテーマに立ち戻らざるを得ないという性質を持っているのです。
宗教や信仰に関することに関心のない人にとって、豊かな心、精神的な満足感をもたらしてくれるものは一体何なのでしょうか。そこに、明確な答を見出すことのできないまま、私たちは一寸先は闇の状態で、多くの迷いや葛藤を抱えながら暮らしているのではないでしょうか。
さらには、将来に明るい展望を見出すこともできず、今が楽しければそれでいいとする刹那的な意識をもったり、人生に嫌気がさして自暴自棄に陥ったり、他人を傷つけることで鬱憤を晴らすといった行動をとる人も出てきています。最近、世間を賑わせている暗いニュース、陰惨な事件の多くが、個人の精神的支柱の欠如や心が貧しくなってしまった人々による行いとして表れているように私には思えます。また、そういう人々を作り出してきた社会の持つ構造的な歪みも、個人の行動に影を落としているように私には見えるのです。
そろそろ、私たちは新しい意識の持ち方を学び、日々の生活の中でアクションを起こさなければならない時期にさしかかっているのではないでしょうか。豊かな心を取り戻すために自分自身と向き合い、自分を変えることも必要だと私は思います。
自分を変容させるための鍵になるのが、「祈りの力」に気づくことではないでしょうか。個人のささやかな祈りから、世界規模での大きな祈りも含めて、私たちの意識の深層に眠っている祈る力に気づき、それを開発して、まずは自分自身の意識を変えていき、ひいては社会や地球の問題にまで意識を広げていこうではありませんか。』
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